■注意点! けがをしないために…
せっかくトレーニングを始めたのに、それで怪我をしてしまったり、無理なトレーニングをした結果、怪我につながってしまったり…
そんなことには、なりたくないものです。
ここでは、怪我のリスクはどこにあるのか? そして、それを防ぐためにはどうすればいいのかを考えていきましょう。
筋トレの怪我で、もっともよくあるのは、筋肉系の怪我です。皆さんも、「肉離れ」という怪我を聞いたことがあると思います。スポーツ選手なども、しばしばしてしまう怪我で、これは、筋肉の繊維が切れてしまう、損傷してしまうことで起こり、全治までは何習慣化、下手をすると何か月もかかります。
原因はさまざまですが、準備ができていない状況で無理な負荷をかけると起こりやすく、一度起こると、癖になることもあります。大切なことは、いわゆる「準備運動」をすること。唐突に、大きな負荷や、普段していない動きで、使っていない筋肉に負荷をかけないことが大切です。兆候としては、「ぴりっ」と、電流が走るような感覚があったら、そこでいったん運動を止めましょう。
次によくあるのが、膝などの関節痛や腰痛など。運動をすれば、その分関節には大きな負荷がかかります。特に、同じ動作を何度も続けることは、間違いなく関節に大きな負荷をかけることになります。関節周りの筋肉を鍛えることで予防・緩和も可能ですが、特に運動不足で筋力が不足しているのに、関節に負荷をかけると、ひざや腰を痛めてしまい、健康になるつもりが痛みと闘うことになってしまうかもしれません。
若いうちはそれほど気にする必要もありませんが、30歳台を越えてきたら要注意。関節を冷やさないこと。不安がある場合は、走るのではなく、歩く。または、関節への負担を軽減できる水泳に切り替えるなど、ケアをしていきましょう。
腹筋についても、腰を曲げるタイプのものは、腰痛の原因になることもあるので、腰を90度まで曲げない。スクワットでも、ひざを曲げた時、上から見て、膝小僧がつま先より出ないようにすることなどが大切です。
今は、書籍でもネットでも、怪我を避けるためのさまざまな方法が紹介されています。ですが、今も昔も、最も確実な怪我を避ける方法は、無理をしないこと。特に、運動を始めた時に無理をしないことです。
最初は、「ラクすぎるかな?」というぐらいの負荷ではじめるようにしましょう。