■こんなにすごい「筋トレ」
夏が近づき、薄着の季節がやってくると、思い立つのは、そうだ、筋トレしよう!
普段は気にならない、お腹、二の腕が気になる季節。
たとえ、水着にならないとしても、クールビズから出る腕が細すぎる(または、その逆です)と、ちょっと気になりますよね。
本格的な夏が来る前に、さあ、筋トレを始めましょう!
筋トレと言えば、スポーツをしている人がする印象。体育会系の部活でもないのに、筋トレなんて… そう思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、運動が苦手だから、なかなか…
そう思う方もいらっしゃると思います。
でも、筋トレって、ただスポーツのために力をつけるだけじゃないんです。
まず、筋トレによって腹筋や背筋をつけることで、バランスが良くなり、腰痛や肩こりにも効果があります(ただし、やり方によっては悪化させてしまうこともあるので、気を付けて!)。
さらに、代謝がよくなり、太りにくく痩せやすくなります。
そのような素晴らしい効果は、重いダンベルを持ち上げたり、ジムに通ったりしなくても、今日から、今いる場所で簡単に行うことができます。
■筋トレ、何が必要?
「倒れるだけで~♪」
この歌が流れてくると、ついついテレビに注目してしまう。
そんな方は多いのではないでしょうか。
もう遥かな昔から、「これをすれば簡単に筋トレができる。痩せられる」というグッズは、それこそ星の数ほど生まれてきています。
ですが、それで簡単にできる、と思って受話器を握っても(最近では、スマホをフリックしても)、届いた商品は二週間でほこりをかぶり始め、引っ越しの時に、「どうすんのこれ」と家族喧嘩の種になることもあります。
実は、筋トレに必要なのは、道具ではないのです。
ポイントはふたつ。
あんまり楽はしようとしない。と決めることと、いつやるか、を決めておくことです。
筋トレは、やはり疲れますし、楽ではありません。
でも、最初からそれを予想してはじめるのと、楽だと思ったら意外とつらかったのでは、その後の続けられるかが大きく変わってきます。
まずは、心の準備を。そして、日常生活の中で、10~15分時間をとるとしたら、何の前、または、後がいいのかを決めましょう。
このふたつさえあれば、筋トレはスタートできます!
■効果倍増の筋トレ
せっかくはじめた筋トレ。
できれば、少ない量で、できるだけ大きい効果を出したいですよね。
そこで大切なことは、しっかりと休むこと。そして、筋肉に話しかけること。
昔は、毎日のように部活動などで汗を流したあなた。その時の感覚で始めようとすると、辛すぎて辛すぎて… そんなこと、よくあります。
昔の自分との、動きのギャップの大きさに愕然として、「こんなの自分じゃない」と思うこともありますよね。
まず、筋肉は、疲れさせるだけではだめで、しっかりと休ませる必要があります。ですので、トレーニングをする日は一週間あたり、3日程度でいいのです。
そして、筋肉に話しかける。
腹筋をしていれば、「いいね、いいね!」と腹筋に声をかけてあげてください。
家族がいれば、不審な目で見られること間違いなしですが、これは実際に、アスリートやボディビルダーが実践している方法です。
筋肉が大きくなる原理は、筋肉と紐づいた神経が刺激されるところにあります。
その、神経をより刺激するために、使っている筋肉を意識するのです。そのためには、使っている筋肉を触ったり、声をかけたりするのです。
■筋トレ、もっと続けるために…
一度始めても、なかなか続かない…
そんな悩みがある人は多いのではないか、と思います。
そんなあなたは、日曜の夜ごとに、「今週はどうしとく?」と自分と相談することをお勧めします。
やる、ときめたらやればいいですし、どうにも気分が乗らないなら、その週はお休みしてかまいません。
健康上の理由で、筋トレをしなければいけないときは別として、筋トレは、別にしなくても致命的な悪影響はありません。
マイナスを無くす、というよりは、プラスを作るためにするもの。
できないからいけない、ではなく、できた自分をほめてあげるぐらいの気持ちで、気楽にやっていきましょう。
実際には、そういう人の方が、長く続けられるものです。